不動産購入

不動産オークションとは何?メリット・デメリットを徹底解説。

「不動産オークションとは何?」
「オークション物件を購入してみたい。」
「不動産オークションのメリット・デメリットが知りたい。」
「不動産会社における不動産オークションの流れについて知りたい。」

本記事では、不動産オークションとは何であるのかや、メリット・デメリット、不動産会社における不動産オークションの流れについて解説します。

不動産オークションとは何?

そもそもオークションとは競売のことで、物を売りたい人が買いたい人をたくさん集め、買いたい金額の申し出を受け付け、一番高い金額を提示した人と売買契約を結ぶ取引形態のことです。

主に美術品などを対象に開発されたが、最近ではさまざまなものを対象に行われている様です。

不動産に関しては、かつては裁判所が行う競売(公売)を指していましたが、近年はインターネットを利用した競売が主流になりつつあります。特にインターネット上でやり取りされる不動産の競売は「不動産競売」と呼ばれています。

不動産オークションのメリット・デメリット

不動産の売却において、オークションを利用するメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

不動産オークションのメリット① 短期間で売却できる

不動産オークションを利用するメリットとして、短期間で不動産を売却できることが挙げられます。仲介で売却する場合、買い手が現れるまでどれくらいの期間がかかるかわかりません。

一方で、不動産オークションは、あらかじめ期間が決められた手続きで進められるため、入札者さえ現れれば、短期間で不動産を売却することができます。

不動産オークションのメリット②高額売却が期待できる

不動産オークションを利用することで、仲介や買取で売却するよりも、高値で売却することが可能です。

オークション方式の場合、多くの購入希望者が現れれば競争が起こり、最終的な落札価格が高くなる可能性があります。

ポスティング方式の場合、どうしても購入したい人がいれば、予算上限額で入札することも可能です。

不動産オークションのメリット③幅広い層にリーチできる

不動産オークションはインターネット上に物件情報を登録するため、多くの人に情報を届けることができます。

また、オークションサイトの会員にも、物件情報を伝えることができるため、仲介や買取だけで売却を進めるよりも、幅広い層にアプローチすることが可能です。

不動産オークションのデメリット①想定価格で売却できるとは限らない

一方で、不動産オークションのデメリットは、必ずしも想定価格で売却できるとは限らないことです。

不動産オークションでは、各購入希望者が希望価格を入札する形で手続きが進められるため、最終的な入札額が希望価格を大幅に下回る可能性があります。

それを防ぐためには、最低売却価格を高く設定する必要がありますが、そうすると物件が売れないという懸念が生じる可能性があります。

不動産オークションのデメリット②トラブルに巻き込まれる可能性がある

不動産オークションは、インターネット上でやり取りされる手続きなので、まだまだ整備されていない部分があります。

例えば、落札後に予告なく取引をキャンセルされたり、オークション会社から法外な手数料を請求されたりするリスクがあります。

ですので、実績のあるオークションサイトを利用することが大切です。

不動産オークションのデメリット③落札後、自分で手続きをする必要がある

仲介業者や買主であれば、契約書の作成などの手続きは、すべて不動産会社が行ってくれます。しかしながら、不動産競オークション売では、競売会社は競売の仲介をするだけです。

落札後の契約手続きは、基本的に自分で行わなければならないので注意が必要です。

不動産会社における不動産オークションの流れ

不動産オークションの流れ

不動産会社に購入の仲介を依頼すると、会社間で不動産競売が行われることがあります。買取媒介とは、不動産会社に買取を依頼するのではなく、不動産会社と買主の間で媒介を依頼する方法です。

ポスティング方式は、基本的に企業間の不動産オークションで利用されます。

  1. 不動産会社(仲介)に相談をする。
  2. 仲介業者が、それぞれの不動産会社にFAX、メールなどで通知をする。
  3. 買付証明書(購入申込書)を、仲介業者へ送付する。
  4. 封入している買付証明書を、売主の面前で開札日に開封を行う。(※ケースによる)

こちらが一般的な流れです。

オークションサイトと違い、不動産会社に依頼するメリットは、手続きの最初から最後まで不動産会社がサポートしてくれることです。

また、オークションの場合、内覧日が1日だけに設定されてケースが多いので、何度も内覧に対応する必要がなく、予定通りに物件を落札することができます。

例えば、買取仲介の場合、仲介業者が最高価格での売却を探さず、買主に最高価格を安く偽ることがあります。しかし、オークションは公正であり、開札日には各社の買付証明書が、売主の目の前で開封されるケースもあります。

ところが、買い手が競売物件を敬遠する傾向もあります。そのため、入札内の最高値でも、売買や仲介が終了してしまうこともあります。

まとめ

不動産オークションとは何であるのかや、メリット・デメリット、不動産会社における不動産オークションの流れについて解説しました。

オークション物件を購入してみたい方は、本記事をご参考にしてください。

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